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  六日目 2002年8月15日(木) 曇り


  朝から曇っていた、6時くらいに起き出して昨晩ベンちゃんから提案されたオンネトー湯の滝へ行くことにした。
  ベンちゃんは以前行った事有るらしく、結構観光客が来て入っている人をジロジロ見るらしい。
  恥ずかしいから観光客が来ないうちに入ろうよ、ということだった。
  
  湯の滝までは徒歩で1.4Km、結構歩くが朝の澄んだ空気には自然のエネルギーが溶け込んでいるようで
  肺の奥から、血液の一滴から指先まで元気になるような気がする。
  遊歩道は整備されており、あと何キロとまで書いてある。
  すでに入ったと見られる方が前方より歩いてくる、「おはようございます」と自然に出てくる。

  スポーツサンダルの指の間に土が入り込む、ようやく着いた。
  小さな滝の上に東屋があり、そこで着替えをするようだ。
  20代半ばと見られる女性が三脚をセットし、自分が入っている姿を撮っていたらしい。
  温泉マニア、いや愛好家だろう、道内の温泉を廻っているんだろうが、残念ながらそそくさと出て行った。
  もう少し早く起きていれば混浴だったと、みんな悔やんでいた。オンネトー湯の滝 ハッパ族出現!

  東屋でちゃちゃっと脱いで温泉にドボンっと浸かる、足元はぬめっていて、温度もヌルイ。
  ヌルイのでなかなか出られない、朝は熱い湯に浸かってさっぱりしたいのにぃぃぃ。
  みんなのカメラマンとして先に出て、カメラを取り出してみんなの入浴姿を納める。
  ただ撮るのではと、皆さんには原始人になってもらいました。 右の写真ね。

  んなアホな事をしつつ服を着て、湯船の上にあるもうひとつの湯船に行ってみた。
  ここは現在入浴禁止になっているそうで、何でも世界的に貴重なマンガン鉱物が
  出ているとか?  下ならいいのか?
  
  そんな貴重?な場所で遊んでいたらカップルが来て入っているではないか!
  うーん もうちょい長風呂だったら混浴できたのにと悔やむ我らだった。

  テン場に戻るため降りる、下のほうには池があり温泉のお湯が流れ込んでいる。
  そこにはなんか頭の方が大きい変な魚が住んでいた、暖かいお湯で熱帯魚になったのだろう?
  野営場の駐輪所まで戻ってくると、大型アメリカン(確か赤色)に荷物を載せている若い女性がいた。
  先ほど温泉で写真を撮っていた人だ、温泉では可愛かったがライダー姿は??? 

  テン場に戻った我らは4人で朝食をとった、その後私は妙さんとオンネトー国設野営場の中を散歩した。
  サイトの奥のほうではチャリダー大勢張っていたり、カップルが仲良く散歩を楽しんでいた。 イツカワ オレモ
  テントを撤収し、パッキングを終えた私はみんなに荷物を持っていただきバイクにそれらをくくりつけた。
  一足速く出発する私をみんなが見送りに来てくれた、次に会うのは明後日の夕方になる。
  それまで各自・自由行動、「んじゃ フェリーターミナルでね」。

  09:15 出発
  一宿のオンネトー国設野営場にお礼を言い、曇り空の下、東を目指す。
  この時点ではまだ今日の予定は立てていなかった、というより何で東へ行ったのかも判らない。
  とりあえず屈斜路湖と摩周湖から知床半島、そして釧路のあたりで宿(と言ってもテントです)を探そう、かな? 
  なのでR241へ走る、すると左側に阿寒湖とその観光地が目に入ったので昨晩のお土産の事を思い出し寄ってみた。
アイヌコタンのお土産屋
  09:40 アイヌコタン着
  アイヌコタンに着いた、立派な観光地で気が引けたが街中の道端にバイクを停めてみる。
  そこにはコロボックルの石造があり、ほっとさせてくれた。

  ベンちゃん達が入ったお土産屋はどこかな? と、うろうろするが判らず数件冷やかす。
  結局入ったのは、とあるお店で、なんで選んだかというと、
  ずばり! その娘(こ)が私の好みだったから! かわゆい。
  とっとっと と店内を見て廻る、手彫りと思われる民芸品が並び、私の目を楽しませ、
  ワクワクさせる。   上手い具合に好みの娘(こ)が私に付いてくれた。
  この商品は塗りではなく染め(染料で煮込んである)なんですよとか、
  彫り師が一個一個手で掘るから顔の表情が違うんですよ、など丁寧に教えてくれた。
  顔や模様などアイヌの言葉などを表しているそうなので、「お姉ちゃんはアイヌの人?」と
  聞いたら違うって。

  今回、仕事で私を息子のように可愛がってくれるおばちゃんに何かプレゼントをと考えていた。
  しかしこういうのって慣れていないので何がいいのか正直、判らないのだ。
  それを相談したら「こういうのが喜ばれますよ」ってアドバイスしてくれた、ヨシここで買おう!
  結局おばちゃんには髪をとめるブローチみたいなのを、そして自分には携帯ストラップと手首にするヤツを購入した。
  (結構いい値だが、あの創り込みは真似が出来ない、確か職人さん(彫り師)は7人だけと教えてくれた)       < 2500円位 >

  気持ちよく買い物を済ませバイクへと戻る。
  しまった! さっきのお姉ちゃんの写真を撮り忘れた! 仕方ない、また来年も来て、今度はいっしょにとって貰おうっと。
  (帰ってきて渡したらとても喜んでくれました。 が、髪が短くて必要なかった あちゃ〜)

  お店情報 : 木彫の店えぞりす 
  

  バイクに戻り友人たちにメールを入れる、東京の友人”Pegちゃん”から、「おーみーやーげー」と帰ってきた。

  10:40 双湖台
  再びR241、屈斜路湖・摩周湖方面へ、双湖台へ入ると、”ひげちゃん(大阪支部長)”に出くわす。いももち 芋なのにモチモチした餅みたい
  私はひげちゃんに、「さっきPegちゃんにお土産を頼まれたのさぁ」と言ったら、
  ひげちゃんは 「ああ 彼女にはマリモ羊羹でいいよ」と言った。  そうかそうかうんうん。
  
  * しっかしとうのPegちゃんは甘いものが食べられないのだった。
    それを知っていながら”羊羹”と言ったひげちゃんって???  

  しばし話をして別れから一人売店に行く、展望台(ただの高台)から見るペンケトーは北海道の形に
  見えるとひげちゃんが熱心に教えてくれたが、うん、見えたよ。

  小腹が空いたので北海道名物、しかもココのは特別美味いと書いてある「イモモチ」を注文。
  5分くらい待って出てきたイモモチを早速パクツク、甘いタレが落ちないように食べる。
  ついでに記念撮影の為に三脚をセットしパシャリ、冷めないうちに食べ終わろう。  < 200円 >
  タレがタレてくるので危ないぞ! 
  * ほっほぉーこんな味か、イモモチは家でも簡単に作れる、次はジャガイモドックを食べようっと *

  売店を出ると郵便局の出張所があったので地元FMラジヲのDJに手紙を書いてみた。
  ついでに北海道限定だったかな?の切手も数種類選び、一枚ずつ購入した。    
  10:30 出発 ヤバッ 時間がないぞ。                          < 1010円>

  双湖台を出て高速コーナーの峠を駆け上り、転がり落ちる。
  ずいぶん時間をロスしながら市街地へ、そして何故か屈斜路湖ではなく、摩周湖へ行ってしまった。
 
  12:20頃 摩周湖第三展望台 着
  そう、霧の摩周湖 晴れた摩周湖を見ると女は婚期が送れ、男は出世出来ないといわれる水溜り。
  市街地を走っていたらどういう訳か摩周湖へ向かっていた、流れに乗ってボーっと走ったのが原因だろう。
  第一展望台は有料で観光バスで混んでいるので止めましょうと聞いていたので、その奥の第三展望台へ向かう。
  第二がないが何故か? 昔はあったが今はないそうだ、理由は・・・・。
  12:20頃 第三展望台に到着した。
  あまり沢山は停車できないがちゃんとした展望台、早速登ってみたら!?
  目の前完全濃霧で何も見えない、出世できるのか! 
  風により一瞬だけ、しかも一部が見える状態に諦めるつもりはじゃない、せっかく来たのだから。
  場所を移動しつつチャンスを待つ、その甲斐があって見事に全てが見られた。
  おおぉ これが摩周湖かぁ 神秘的だぁ と関心もしていられないとばかりにカメラをセットする。
  晴れてはまた直ぐガスる、一瞬しか晴れてくれない。
  それでもどうにかパノラマ撮影が出来て、しかもハゲオヤジも撮れた。
  12:55 摩周湖を後にする、霧の摩周湖見たことがない強運なひともいるそうな。

  もう午後一時ではないか、当初の希望(予定)は到底不可能と判断して、戻ることする。
  というより、北海道在住のお友達に会うというのをすっかり忘れていたのだ。
  本当ならツーリング期間中の初めの方、若しくは終わり頃の昼くらいに会おうと約束をしていたのだった。

  ゆっくりと慌ててR241を西へと進む、昨日走ってきた道だけに安心して走らせる。
  そういえば摩周湖は北海道の道東、それもかなり東側。
  友達(トドさん)のお宅は北海道の真中・芦別市、直線距離でおよそ 190Km! 走行距離は? あはは(^-^;

  大型バイクのケツに食らいつきペースを維持・確保する。
  が、速すぎてさほど持たない、おまわりさんが何処に居るか。

  アイヌコタンの横に来た、朝のお土産屋によってお姉ちゃんと写真を撮ろうかと思ったが来年のお楽しみに取っておき
  「まったねぇー」と叫ぶ、来年こそツーショットじゃ、しかも肩をまわして。 (^-^)

  14:45〜15:20 爆睡
  う〜ん 眠い 眠い 眠すぎるぅ。
  あまりの眠さに耐え切れず、居眠り運転直前に「道の駅・足寄湖」に駆け込む。
  駐車場にバイクを停めてその場に倒れこみ爆睡を決め込んだよ。
  目を閉じたと同時に記憶がなくなっていた、 教訓 : 夜は早く寝ましょう。
  
  駐車場で寝ていたら頭の周りを子供がバタバタしたため起きてしまった、うをっ こんなに寝てしまったのか。

  上士幌町、士幌町とR241を南下、芦別町の友人宅に向かうにはR247からR38へ進むのがだろうが
  懲りない私には、友人モトさんの言葉が脳裏に焼き付いていた。

  「 帯広の六花亭本店の二階には喫茶店があって、ブーツでどんどん入ってケーキを食べた 」 そしてベンちゃんは
  「 本店(のみ)ではケーキとピッザが食べられる、しかも結構旨いらしく、ピッザは薄いイタリア風 」 食べてみたい。

  この言葉を確かめるべく、あえてR247へ行かず直進した。
  心の中では「ココまで来て、本店に行かなかったら後悔するに違いない!」 「あぁ 友人(トドさん)ごめんなさい」
 
  少し曇っている為に寒くてトイレに行きたい、それに腹が減ってどうしようもない。
  反対車線だが「道の駅・ピア21しほろ」に立ち寄りトイレ休憩&地図の確認をした。

  10分間の休憩後、さらに南下してようやく帯広市が見えてきた。
  市内に入るため、十勝川を渡る大きな橋「十勝大橋」にビビリながら渡り、カックンと左折して大通りに迷い込んだ。
  久しぶりの大都会にアタフタし、自分が何処に居るのか地図を見ても判らなくなってしまった。
  とりあえず適当に右折したものの、余計に判らなくなってしまい、二回目の「迷い猫」になってしまった。
  あーん わからないよーん ここはどこじゃぁ?  そうだ! 人に聞いてみよう!
  その辺を歩いているオバァちゃんに尋ねたら親切に教えていただけた。

  それでも同じ所を往復したり、また警備員さんに聞いたりで素直には辿り着けないワタシ「迷い猫」なのです。

  次回、六花亭本店でマッタリと慌てる の巻き。

            

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